プロパンガスの基礎知識

プロパンガス、LPガスがどういうものなのか、分かりやすく解説します。

プロパンガスって何?

 プロパンガスはLPガスとも呼ばれます。 LPガスとは、液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)の頭文字をとったもので、常温では気体ですが、圧力をかけたり冷却することで簡単に液体になる特性からこう呼ばれています。
LPガスには「プロパン」と「ブタン」があります。プロパンはマイナス42°Cまで、ブタンはマイナス0.5°Cまで気体の状態です。
「プロパンガス」は気温が低くても使えて火力が高いため、家庭や業務用の調理器具・ お風呂・給湯器・暖房機・ガスエアコンなどに利用されます。「ブタンガス」は携帯しやすいためカセットボンベやライター、スプレーなどに使われています。

プロパンガス豆知識

LPガスの臭い
LPガスは無色無臭の気体です。本来は色も臭いもありません。
毒性も腐食性もなく、気体を吸い込んでも無害です。
そのため、危険なガス漏れに気づきやすくするために、人工的に臭いをつけています。これを「着臭」といいます。
たまねぎが腐ったような臭いがします。
ボンベ供給
LPガスは、液体になると250分の1になり、大量のガスを簡単に移動することができます。
そのため、LPガスはボンベにガスを充てんして、トラックで家庭のお客様へお届けします。

プロパンガスと都市ガスの違いって?

プロパンガスと都市ガスの違いを表にまとめました。

プロパンガス  都市ガス 
原料 プロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガス
(LPガス)です。大半を海外から輸入しています。
メタンを主成分に持つ天然ガスです。大半を海外から輸入しています。
特徴性質 1.本来は無色・無臭ですが、ガス漏れ時にすぐ
気が付くように臭いをつけてあります。
2.-42℃まで冷やすと液体になり、
体積が250分の1と小さくなります。
3.空気より重たいです。
1.本来は無色・無臭ですが、ガス漏れ時にすぐ
気が付くように臭いをつけてあります。
2.-162℃まで冷やすと液体になり、
体積が600分の1と小さくなります。
3.空気より軽いです。
供給方法 液化石油ガス(LPガス)が入ったボンベを業者が自宅まで配送し、ガスメーターを経て家庭で使用します。 道路の下のガス導管を通じて供給されます。そこからガスメーターを経て家庭で使用します。


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